登山と寝坊と奇妙な物語

休日を利用して奥多摩の御前山に行こうと、準備を進めてまんまと寝坊をして行けなくなった物語。

当初はそう言う予定でした。ところが登山の前々日、sns奥多摩で遭難、拡散希望の記事が目に止まります。当然のごとく私の範ちゅうで拡散しました。いろいろ考えて急遽、登山計画をかえました。それはこの方の遭難ルートを追う事でした。奥多摩で遭難・・・。奥多摩界隈をホームグランドにしている私にとって感慨深い思いで準備を進めていると、ある事に気付きます。全然はかどらない・・。

登山道具は決められた場所にあり、手こずる筈も無いのにと思いながら準備を終えました。

何故かパッキングを3回 もし直すなんて初めてでした。少し早めに床に着くと案の定寝れません。いつも登山前夜は寝つきが悪く、この日もそうで、諦めて目だけでもつむっていようと決心。

いつまでも寝れずに何時かも分からずにいると、部屋の中の木がキシム音が凄く耳にさわる。

元々古い建物でキシム音は珍しくないのでずが、この日のキシム音はまるで木が折れる様な勢いの音で、とても寝ていられず起き上がり周りを見渡しました。特に異常もなく、音もしなくなりました。

床に戻りいつのまにか寝ていたようで、とてもリアルのある夢を見ました。それは奥多摩遭難者との二重遭難の夢。この手の夢を見る のも致し方無い訳であります。潜在意識 の中にあるのですから、顔も名前も年齢 も。夢と現実をウロウロしている所で、目覚ましが鳴ります。携帯で目覚ましをかけているので、それを止めよというよりスヌーズにしようと思い、手を伸ばすとある場所にある携帯が無い。

アレっと思い完全 に起き上がり携帯の確認をすると、 枕元に置いてあるはずの携帯がそこには無く、ザックの雨蓋の中から音がするので、まさかなーと確認すると  何故youは此処にいる?って感じで、携帯を取り枕元に置き直して、あと少しだけ寝ようと布団を掛けてしまいました。後はご想像通りで、まんまと寝坊してまい、結局の所行ってません  というか行かなくて良かったのか、何かに止められる作用が働いのかは分かりませんが、とても奇妙な体験をしました。携帯の操作ミスでアラームが鳴らない(動揺してスヌーズ切りをして完全に止めている)とか夢の事は理解できるが、あとの事は理解に苦しみます。本当に何故?です。  取り敢えず錯覚とか勘違いという事にしときます。